キャンドルの炎 「剣道審査員の目」からの珠玉のアドバイス集です!
古田坦師範 山口県剣道連盟会長)
持田盛二先生の遺訓に、「剣道の基礎を体で覚えるのに五十年かかった」という言葉があります。
「昭和の剣聖」と謳われた持田先生でさえ、人生の半分以上を費やして基本を体得されたわけですから、いかに基本が大切であるか。と同時に奥深いものであるか、うかがい知れます。
正しい基本の体得というのは、道を求める者にとって永遠のテーマかもしれません。・・・
気で攻めて理で打つ」といわれますが、高段者になれば、この理攻めの内容充実度というものが問われます。それにはやはり自分から求めて懸かる稽古をしなければならないでしょうし、打たれることも必要です。

打たれることで「機」というものが体得できるからです。

打って反省、打たれて感謝」まさしくその通りだと思います。

小川忠太郎先生が揮毫された『平常心是道』の色紙を飾っております。

たとえば、姿勢を良くしようと決心した場合、ただ竹刀を握ったときだけ姿勢を良くする努力だけではなく、竹刀を握らない日常のときにも常に念頭に置いて、一つ一つの動作を端正にするように注意を払わないと、本当に身に付いたといえません。

このような日常の心がけが習慣となったとき、平常心が養われ、同時に気品が備わってくると思います。

花も見た目だけでなく、香りがあれば一段と美しくなるように、平素から正しい修練を積むことが肝要です。


志を操ると書いて「志操」、それを終生持ち続けることを「志節」といいます。実行は困難ですが、その道を求めていくことが、最終的に人間形成へとつながるのではないかと思います。(引用抜粋おわり)

「晩成」珠玉のアドバイス集を整理の理由