キャンドルの炎「剣道審査員の目」からの珠玉のアドバイス抜粋です!
岡憲次郎師範)元国際武道大学学長

39歳で七段に合格、その後、高体連の仕事に携わり『湯野正憲先生』の薫陶を受けました。主な点は次の五つです。

一、剣道は絶対に下がるな!
二、打つな!刀ではそう簡単に打って行けるものではない。
三、一拍子で打て!
四、裏しのぎの勉強をせよ
五、吸う息より吐く息を三倍かかって吐け
そのほか『小川忠太郎先生』から、出頭の面を教わりました。剣道というのはスピードじゃないというのが、先生の稽古でよくわかりました。

堀口清先生』に稽古をお願いすると、スッと剣先が裏に回るのです。打っていくと、ポッと小手を押さえられる。先生は常に裏の勉強をされていました。

 剣道は「剣の理法の修練による道」です。したがって昇段審査も刀法から外れてはいけません。刀の時代、自分から斬り込んでいく技はほどんどなく、相手にうまいことできると思わせて、そのうまいの「う」のところで打つ。 そこに「先々の先」の難しさがあります。 2分の(八段)審査の中で、どうやって相手に打たせるか、あるいは呼吸を乱れさせるか、というところに主眼をおいて、普段の稽古を積むようにしたら剣道が変わってくるのではないでしょうか。

 真剣勝負で生命のやりとりならば、初太刀一本の重みを稽古によって悟るべきです。失敗は成り立ちません。
「いま打ちし切り落としなる妙技をば 人に問われていかが答えん」 説明できる技はニセモノといわれています・・・(抜粋おわり)