アイーダ役「濱田めぐみ」 ラダメス役「阿久津 陽一郎」

この二人が「アイーダ」に出演してくれる時は、我ら夫婦、素直に演目の中に埋没できる。
最後にアイーダとラダメスは墓の中に生き埋めとされるのだが、我々も同じ状態だ。
将来、痴呆症にならざるを得ないなら、最高の出来栄えの「濱田アイーダ」「阿久津ラダメス」の世界を彷徨うのと同じ恍惚状態になれるなら、こりゃ悪くないなと思う。

この素晴らしい舞台の求心力はなんと言っても「濱田めぐみ」さんだ!
自らのソロでの圧倒的な存在感、歌唱力、表現力、さらに彼女が素晴らしいのは、ソロばかりでなく、デュエット、トリオ・・・人と一緒に歌う場合も含めて、彼女はすべてが素晴らしい。
いずれの場合も、自らが舞台で果たすべき役割を知り尽くした上で、見事に歌い、演じる。
その姿が見事に観客の心を包み、共にミュージカルの世界へ誘ってくれ、彼女と彷徨っているかのごとくである。

カーテンが下り、観客はやっと現実に帰ってくる。まさに、プロはかく在るべしというお手本なり。

そして、私が濱田さんが特に好きな点。プレイが終わり、舞台で観客の拍手を受けるときの態度。
なんとも謙虚で、控えめ、自らが前に出ようという素振りを一度としてみたことがない。 本当に素敵だと思う。

先週、久々にアイーダ役「濱田めぐみ」のラダメス役「阿久津 陽一郎」ベストペアで鑑賞したあと、
妻から「また行く」と聞かれ「・・・せっかく素晴らしいプレイを見て、最高の余韻に浸っていたいから、しばらく行かない」と答えた。次にこの同じ組み合わせで見られるとは限らないからだ。

ところが、翌日、つ魔(妻)の誘惑「また同じ組み合わせであるわよ!」劇団四季の予約サイトを見て、悪魔の誘い・・・・か弱きもの汝は『いくよ!』・・・ああ、なんと節操の無い・・・・

結局、このベストペアの劇団四季「アイーダ」を二週続けてみたがいずれも文句のつけようのないプレイだった。最初の鑑賞は五列目のセンター、二人の息遣いが聞こえてきた。二度目はだいぶ後方、でも舞台全体が良く見えた。

いずれのプレイ後も、拍手はなりやまず、カーテンコールを数回繰り返すうちに、場内は2階席も含めて、総立ちの「スタンディングオベイション」となった。 当然である! 感激・感動に感謝!

「濱田めぐみ」:生年月日は1972年8月2日
中学3年生の時に、『キャッツ』を見てミュージカルをやりたいと感じたという。
1995年12月に行われた劇団四季オーディションに合格。
ディズニーミュージカル3作品に全てヒロイン役で出演した、ただ一人の女優

「阿久津 陽一郎」:生年月日は1971年4月21日
大学3年時に劇団四季のオーディションに合格。

「アイーダ」
「迷いつつ」


「神が愛するヌビア」