「居眠り磐音 江戸双紙」がなぜ支持され、人気があるのか?
この時代小説に、私がはまっていることは前にも書いた。
著者の佐伯泰英氏が、前立腺がんと診断されながら、その治療をしながら、次巻を四月十五日には上梓するという・・・

この投稿は、一読者、そして熱烈な磐音ファンである私からの応援投稿である!

そもそも、この作品を紹介してくださったのは、湯島在住のK氏。
企業や組織のCIや活性化のコンサルタントを生業とされている方。
本書を紹介されたのは確か2006年だと思う。
相前後して、剣道の稽古を再開して毎週のように『大江戸地下道場』で稽古をお願いしていた石井先輩もはまっているとのことで、争うように読み進み、瞬く間に新巻の第一版を待ちわびる状態になった。
一挙に二十巻余りを読んだかんじょうである。

折に触れ、作品をご存知ない友人諸氏に推薦をした。ほとんどの方が私と同じ道を辿った。新しいのを購入せず、ブックオフなどに並び始めた作品を利用した方もいた。

佐伯泰英氏が、癌を克服される事を祈念しつつ、四月十五日に上梓される新巻を心待ちに致します。

以下、脈絡がありませんが、興味を持たれた方のために情報提供!

「居眠り磐音 江戸双紙」http://inemuriiwane.jp/about.html
「居眠り磐音 江戸双紙」は、春風のように穏やかで思いやりの深い青年武士、坂崎磐音(いわね)を主人公とする書き下ろし長編時代小説である。江戸下町の人々との心あたたまる交流、居眠り猫が突然目覚めたかのごとく鮮やかに悪を斬り捨てる磐音の剣さばき、胸をしめつける男女の心の機微――まさに“剣あり、恋あり、涙あり”の痛快な物語は、長編小説を読む喜びを満喫させてくれる。

2002年(平成14年)の刊行以来、すでに34巻、累計1200万部(『「居眠り磐音 江戸双紙」読本』を含む)を突破、名実ともに平成の大ベストセラーシリーズの地位を揺るぎないものとした。

(佐伯氏本人のインタビュー☆から抽出)
☆2007(平成19)年4月http://inemuriiwane.jp/interview_01.html
佐伯:わかりません(笑)。ただ、もしかしたらこうかなと思うのは、「磐音」は絵空事だということです。絵空事というと聞こえが悪いなら、メルヘンといってもいいかもしれません。「磐音」の世界は、私の理想の江戸です。実際には、もっと嫌な辛いことはいっぱいあるはずですが、それには目をつぶって書いています。つまり現実にはありえないかもしれない世界を書いているんです。

佐伯:「登場人物の人間を深く掘り下げよう」という気もないんです。深く掘り下げすぎたら読者の方もシリアスに感じて、ご自分の現実と引き比べてしまうでしょう? 私のは現実の憂さを忘れる小説なんです。

佐伯:読者の皆さんは、どなたもいろいろな不安や不満をお持ちでしょう? 私だってそうですよ。なかには悠々自適な老後を送ってらっしゃる読者もいらっしゃるでしょうが、それでも、どこか充足なさっていない面がある。そういう方たちにとって私の小説が小さなオアシスになればいいですね。

佐伯:もっと若くバリバリの方でも、こういう読者がいます。投資会社にお勤めのキャリアウーマンの方なんですが、おそらく何千万円、何億円というお金をコンピュータを前にして動かしてらっしゃる。そういう女性が、週末の最終の新幹線で帰るときに駅の売店で「磐音」を買ってくれるというんですよ。私も想像しなかったような読者像です。「磐音」を読むとリフレッシュできるんでしょうね。「『磐音』を読むとホッとする」と皆さんおっしゃってくださいます。

編集部:そういう磐音の物語をお書きになるのにどんなご苦労がありますか?
佐伯:苦労だなんてとんでもない。書くのが楽しくてたまりませんよ(笑)。だって、こんなに大勢の皆さんが新刊を待っていてくださるんですからね。原稿はすいすい進みます。「この人物はこんな心模様だな。だとすれば、あの人がこういう行動をとればこう反応するな」というように迷わず書けます。水の流れのようにスーッと行きます。そういう自然さが読者に受け入れられやすいのかもしれませんね。

【私の好きな登場人物】http://inemuriiwane.jp/relation.html
坂崎磐音(さかざき いわね)
本作の主人公。九州・豊後関前藩の中老・坂崎正睦の長子。3年間の江戸勤番勤めののち27歳で帰藩、勘定方として出仕するところだった。江戸では幼なじみの河出慎之輔、小林琴平とともに佐々木玲圓の道場で剣術を修行し、また、修学会という学習会を主宰し、商人が台頭する新しい世の中で地方の小藩はいかにすれば生き残れるかを模索していた。しかし帰藩直後、慎之輔とその妻・舞が命を落し、磐音も琴平を斬らざるをえない事件が起こり(のちに藩の守旧派の陰謀と知れる)、許婚の奈緒を残して関前藩から離脱、江戸深川で浪人暮らしを始める。剣の腕前は師の佐々木玲圓も一目置くほどで、剣を構えた様子が「まるで春先の縁側で日向ぼっこをして居眠りをしている年寄り猫のようだ」というので居眠り剣法と呼ばれている。愛刀は備前包平(かねひら)、刀身は2尺7寸(82センチ)。人情に厚く礼節を重んじ、良すぎるほど人が良く、春風のように穏やかな青年剣士。

おこん
金兵衛の娘。今小町といわれ、「鳶が鷹を生んだ」と評判になるほどの美人。両替商『今津屋』に女中として長らく勤めている。磐音と出会ったころはまだ21、22歳と若いが、奥向きの一切を任されるほど店では信用されている。しゃきしゃきした物言いで気っ風がいい深川娘。踊りを習っていた時分は、師匠に跡取りにならないかと誘われるほど上手かったというエピソードも。

竹村武左衛門(たけむら ぶざえもん)
本人は「伊勢の津藩の家臣だった」と言う。今は深川の南割下水の半欠け長屋に住む貧乏浪人。妻・勢津(せつ)と4人の子を養わなくてはならない立場ではあるが、放っておくと稼ぎを酒に使ってしまう。全身に浪々の垢がこびりついたがさつな大酒飲みであるが、不思議と憎めないところがある。磐音とは用心棒仲間。