妻の故郷もこの方の発想の恩恵に浴している。「◯◯ホルモンうどん」なるものである。

「◯◯ホルモンうどん」の街はそれほど成功したように、私には見えない。
ところが震源地となった、地元富士宮への経済効果は活動開始以来なんと664億円という。

やはり本家本元は違うようだ。

“地方の活性化”“町おこし”などと言った言葉が叫ばれて久しいが、それに成功した町は数えるほどしかない。
ところがカンブリア宮殿の番組を視て「Bグルメ」成功の理由が理解できた・・・
仕掛け人である、富士宮やきそば学会会長の渡邉英彦氏の視点は独創的で新鮮である。

そして「遊び心」と「優れた仕掛づくりができる」同氏は器の大きいリーダーである。

優れたリーダーの器のサイズに、その組織は成長する。
逆にリーダーの器以上に組織は成長しないのである。

だから、富士宮は、この方がリードしていれば更に成長を続けるだろう。 

タイトルだけしか知らなかった私、この番組を見るまで、「B級ご当地グルメブーム」に特段の興味は湧かなかったが、番組をみてその本質を理解した。

シャッター商店街だった富士宮で調査活動を始めた、渡邉氏の“オヤジギャグ”戦略。
停滞する状況を打破するには、言葉で「軽快」「愉快」「楽しいそう」を表す必要があることをこの方から学んだ。

さらに、富士宮やきそばの成功にあやかって売ろうと付けられた酒の名前が狢膓秕瓩覆蕕稔爛瀬ぅ咼鵐献腑Ν瓠〇笋蓮△海量震哨札鵐垢世韻如⊂ι覆良兵舛覆錨抒飴襪靴胴愼すること間違いない。

物事を面白く捉える、そのセンスはこの方のアイディアを産み出す源泉であろう。
「やきそば学会」 
真面目で固いイメージのものが「学会」を構成しているという意識が一般人の固定概念。
「やきそば」なら、せいぜい研究会というのが凡人の発想。
固い言葉同士、柔らかいことば同士が熟語を構成するというところから、逸脱しているところが面白い。
なかなか学会とは命名できませんなあ。

私も何か発想できるか・・・・としばし考えてみたが、出てこない。
なんと貧困な脳みそだろう。 

渡邉氏の座右の銘「初めに言葉在りき」In the beginning was the Word
ダジャレの中に本質を突く、鋭い視点があることを納得した。

人間は自分たちが使う言葉を、特にそれを文字で書き記すようになってから、この世を超越した特別な存在だと思い始めたようです。さらに神聖なものだ、とも思うようになりました。宗教は文字で書かれた聖書経典を神聖なものとして崇拝しました。文字がなければ、世界の大宗教は成立できなかったでしょう。キリスト教などでは「はじめに言葉ありき」という考えから始まり、神的存在が何らかの言葉を発することでこの世や人類が創生されたとしたのです。
西洋哲学はこういう考えに拍車をかける役割を果たしました。「人間は言葉(ロゴス)を有する動物である(BC三三〇年頃 アリストテレス『形而上学』)」として、言葉を絶対視することから哲学を始めたのです。


<参考サイト>
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20130117.html
http://musai.blog.ocn.ne.jp/jijimusai/2006/12/post_e27a.html
http://niv.scripturetext.com/john/1.htm