★生まれ変わりました★ 

☆過去の呪縛から解放され "生まれ変わりました" 30歳(前世通算80歳)で心身ともにすこやかでありたいと願う!「転生記念日: 2013.9.2.」☆ 晩成(雅号) 敬白

佐伯泰英

「居眠り・・・更衣ノ鷹(上・下)」読了

「居眠り磐音江戸双紙」の31巻目と32巻目である、「更衣ノ鷹(きさらぎのたか)」の上下巻を読み終えた。
 昨年後半、筆者自身が上巻を書き終えた時点で、「ヨーロッパ旅行をして英気を養い、帰国後大きな山場となる下巻を仕上げた」とあとがきにあった。

史実にある家基の死に絡んで、磐音ほか今までに登場した人物が綾を成し、息も付かせず物語は進んでゆく。次の徳川幕府の将軍として期待されていた家基の死は歴史にある通りだが、磐音他がどのようにこれに絡むのかというスリリングな展開は、まだ読まれていない方の楽しみを奪うため、当然書かない。

シリーズ、第一巻目「陽炎の辻」で、佐伯氏は読者である私の心を鷲づかみにしてその世界に引きずり込んでくれた。今回の上・下巻は、その時の感動に勝るとも劣らず「佐伯ワールド全開!」渾身の上下巻であった。

現在、文庫本の帯に類型1000万部売れたと書いてある。 
「更衣ノ鷹」(下巻)に後書きがあり、50巻で完結とどこぞで発言した、と佐伯氏は吐露している。 あと、18巻か・・・今まで、だいたい2ヶ月から3ヶ月に1冊が上梓される。ということは筆が進んでも3年、思慮・推敲の時が費やされれば4年は楽しめるか・・・

お正月の元旦「“職人”小説家 〜「陽炎の辻」・佐伯泰英」という番組を見た。
佐伯氏の★自宅は熱海、読書好きの児玉清がインタビュー。
現在、「居眠り」も含めて7シリーズの執筆がここから産み出され、庶民にすぐに手の出る「文庫書き下ろし」となるわけである。「私は職人作家だ!」あえてそう自負する佐伯氏は素晴らしい。理屈を捏ねる、どこぞのへな猪口作家より私は遥かに好きだ。

佐伯氏が文壇に登場したのは、1999年。
私自身が人の紹介で「居眠り磐音江戸双紙」を読み始めたのが2006年。
当時発刊されていた20巻ほどは、1ヶ月も経たないうちに読み終えた。
その後は書店に新しい巻が並ぶと、なんの躊躇も無く購入することが続いている。
他のシリーズも読もうかと思い「密命」の最初の巻を買ったが、特段の理由無く放置したままである。

私には「池波正太郎」の『剣客商売』『鬼平犯科帳』という、まだ未踏峰?の、燦然と輝く山々がある。
特に『剣客商売』の秋山小兵衛は無外流の達人である老剣客、初登場時は59歳。以降75歳までの姿が描かれるということで、老いても盛んで小粋な爺さんに何とか自らをなぞらえたいと、勝手な妄想を抱いているが、これは余談。

ネットに2009年に行なった佐伯氏へのインタビューあり。
『銀座のクラブにお酒飲みに行くとか、海外にゴルフ行くとか、釣りをやるとか全く無縁の人間で、「無趣味が趣味で、仕事が道楽」みたいなところがあるからね』

仕事が道楽という、なんと、羨ましい!
また、映像になった功罪にも言及しておられる。そう多くの人が「坂崎磐音」が「山本磐音」になり、「おこん」が「中越おこん」に重なってしまうという読者、私も含め沢山いるはず。私の場合、二人の俳優さんとも好印象で、それほど小説のイメージは崩れていないからありがたい。

おまけ★熱海の自宅購入の由来・・・続きを読むに引用元続きを読む

「万両ノ雪」のあとがき

『居眠り磐音 江戸双紙』23巻目の著者自身による「あとがき」
頷きながら読みました。
琴線に触れた部分を抜粋引用する。

(前約)
なぜあの時代、生死を眼前にし凝視を続ける闘牛に私は魅せられたか。
私は若く、スペイン闘牛界も生き生きと輝いていた。
茫々三十数年の歳月が過ぎ、力の時代は遠くに過ぎ去っていった。
陰湿きわまりない閉塞感に満ちた日本社会は過酷にも希望なく一筋の光明すら望めない。
時代小説に転じたとき、私は現実社会を映したリアリティーを改めて提供することはあるまいと考えた。それが人間の魂に触れ、肺腑を抉るものであったとしてもだ。

絵空事、嘘とすぐに分る物語でもいい、浮世の憂さを晴らす読み物を書こうと思った。
父が倅を、娘が母を、女が男を、人が人を信じられる世間を描写しようと思った。
読後に一時の爽快感を得られるような物語を書こうと思った。
今の私にはもはや闘牛の生死の現実を見詰めるタフさも若さゆえないゆえの無謀もない。

改めて時代小説を書く上で闘牛から示唆を受けるかと質問されれば、
「人が戦いに惹かれる本能の無意味さと崇高さ」
と曖昧に答えるしかない。 そして、今一つ、闘牛から学んだ生死の非情さ、
不条理の過酷を取り去った虚構の世界が、「私の時代小説」というほかにはない。
体調を崩した後、短い休暇を取った。

(略)
体調を崩して、創作上の人物の言動はすべて、こちらの心身の状態と連動していると実感した。私のテンションが下がれば、磐音も元気をなくす。それが高じれば連作中断の事態を招きかねない。
(略)
この長い「あとがき」は偏に筆者の自戒と覚悟に過ぎない。

「『佐伯泰英!』全部読んだよ!」

4月以降、新聞・雑誌を除き、活字は「居眠り磐音 江戸双紙」しか読んでいない。

これほど長い期間、一つのものに没頭しているのは初めて。
愉快・爽快ゆえに、特に気にもかけない。

U先輩から電話があり、先週飲んだ。

話はあちらこちらに飛んだが、だいぶ酔いも回ったところで、
「『居眠り岩音』を読んでいますが、ご存知ですか?」と申し上げ、
さらに「小生『居眠り』が「佐伯」作品の最初、でも没頭しています」
とお話した。

U先輩、わが意を得たりとニンマリされ「僕は全部読んだよ!」
「『居眠り磐音』もいいね!『おこん』さんだね」と

小生「2年ほど前、ある方から『密名シリーズ』を薦められたのですが、
   身近な先輩が『磐音』を読んでおられたので3月末から読み始めました」

U先輩「磐音もいいが、次は『古着屋総兵衛影始末』を読んでみたまえ!」と。

「『佐伯泰英』は『池波正太郎』に匹敵する時代小説家になる可能性あり」とも。

次は『密名シリーズ』と心積もりしていたが『古着屋』になりそうだ!
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