本日は横山大観先生について

近代日本画壇の巨匠。今日「朦朧体(もうろうたい)」と呼ばれる、線描を抑えた独特の没線描法を確立した。(没線画法は、天心に「空気を描く工夫はないか」と問われ、春草らとともに考え出したもの)

当初、保守的風潮の強い国内での活動が行き詰まり、大観は春草と共に海外に渡り、カルカッタ、ニューヨーク、ボストンで相次いで展覧会を開き、高い評価を得た。その後ヨーロッパに渡り、ロンドン、ベルリン、パリでも展覧会を開き、ここでも高い評価を受ける。

この欧米での高評価を受けて日本国内でもその画風が評価され始め、1907年(明治40年)にはこの年より始まった文部省美術展覧会(文展)の審査員を務め、1913年(大正2年)には守旧派に押されて活動が途絶えていた日本美術院の再興に至った。続きを読む